哺乳類調査について

哺乳類調査

哺乳類調査は足跡や糞などを調べるフィールドサイン調査のほか、熱センサーを使った自動撮影調査、バットディテクターを使ったコウモリ類の調査などがあります。また、小型哺乳類(ネズミ類、食虫類など)を対象にシャーマントラップを利用した捕獲、コウモリ類を対象にハープトラップ、カスミ網による捕獲など、捕獲による確認調査も併用します。捕獲後は発信機を装着し、その個体を追跡するラジオテレメトリー調査など、特殊な調査方法もあります。

保全対策例としては、道路建設などによる移動経路の分断が考えられる場合、カルバートボックス(哺乳類や小動物の移動トンネル)を設置することで、移動経路の阻害を緩和する対策がとられます。また、カヤネズミのように特殊な環境に生息し、行動圏も狭いと考えられる種については、その生息環境を創出することで代替措置をとる手法も考えられます。

何の巣、何の足跡でしょうか?

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