鳥類調査について

鳥類調査風景

鳥類は鳥類相把握のほか、ラインセンサス法や定点観察法などを使った定量調査が行われます。重要種が確認された場合は対象種の生態を考慮したうえで、改めて調査計画を立てます。近年は猛禽類を対象とした調査が多く、各地でオオタカ、クマタカ、イヌワシなどを対象に調査が行われています。また、干潟でのシギ類・チドリ類を対象とした調査、コジュリンやサギ類など湿地性鳥類を対象とした調査、フクロウ類を対象とした夜間調査のほか営巣場所である樹洞確認調査などがあります。

猛禽類調査の場合、長期間の調査によって営巣地の特定をするほか、行動圏や餌資源などの情報を収集します。それらの情報を元に保全対策が検討されます。開発事業に伴う場合は、計画の修正、代替巣の設置、繁殖期間中の工事の中止など、様々な対策が検討されます。

例えばこんな鳥が調査対象です。

写真をクリックすると、鳥の名前が確認できます。