昆虫類調査について
昆虫類調査は目撃法を基本とし、これに任意採集法、ベイトトラップ法、ライトトラップ法による採集調査が加わります。ベイトトラップ法は紙コップを地上に埋め、中に乳酸菌飲料や腐肉などの誘引餌を入れ、地表徘徊性であるゴミムシ類やアリ類などを対象に捕獲します。ライトトラップ法は、主にカーテンライト方式とボックスライト方式があり、最近では無人で調査のできるボックスライト方式が採用されています。現場で同定できる種は捕獲しませんが、現場で判断できない種は持ち帰り、図鑑などの同定資料をみながら実体顕微鏡で検鏡しながら同定作業を進めます。
保全対策としては、オオムラサキやギフチョウの場合は卵や幼虫、食餌植物であるエノキやカンアオイ類の移植、また生息環境である樹林環境の保全などが考えられます。また、ハッチョウトンボなどの場合は湿地の保全・管理が検討されます。
- ボックスライト法
- ピットフォール法
- 水生昆虫調査
- カーテンライト法
- 蝶類調査
- クモ類調査
例えばこんな昆虫が調査対象です
写真をクリックすると、昆虫の名前が確認できます。
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